Ubuntu12.10 LibreOfficeでTeX文法で数式を書く

OpenOffice.orgから派生したLibreOfficeというオフィスソフトがあります。
無料の割にMicrosoft Officeに負けず劣らずの優秀なオフィスソフトです。
(じゃあMS Officeは買わなくていいじゃん、ということになるのですが、事務から送られてくる書類のテンプレートが大抵WordかExcelで作られていて、こいつをLibreOfficeで開くと微妙にずれてしまうので、不便なところです。LibreOfficeが標準になればいいのですが、無料な分サポートがないので普及はしないでしょう。)

それで、こいつには理系向けにMathという数式エディタというのが入っているのですが、デザインがあまりよろしくないに、Math独特の文法で入力もしにくい。
そういうわけで、TeXで数式を入力する方法を紹介します。
WriteかImpressかDrawで作業してください。

ここで紹介するTexMathsは、Linuxに限らずWindows, Macでも動作します。
TeXMathsのサイトは下のリンク先です。
TexMaths Homepage

準備

LibreOfficeUbuntuにデフォルトで入っているのでいいですよね。
以下は、既に入っているものについてはとばしてください。

インストールするものはTeXLive, dvipng, dvisvgmです。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install texlive
$ sudo apt-get install dvipng

また、dvisvgmをインストールするために、リポジトリに次のPPAを追加しないといけません。

$ sudo add-apt-repository ppa:martin-gieseking/ppa
$ sudo apt-get install dvisvgm

TexMathsのインストール

TexMaths - Browse Files at SourceForge.netにアクセスします。
現在の最新版は0.37です。この場合、TexMaths-0.37.oxtをダウンロードすることになります。

以上ができたら、LibreOfficeを開いてください。
そして

ツール->拡張機能マネージャー->追加

で、さきほどダウンロードしたTexMaths-0.37.oxtを選んでください。
LibreOfficeを再起動すると、左上にπのマークが新しくできるので、そこをクリックします。
パッケージや自前の定義を使いたいときは、[Preamble]を選ぶとプリアンブルを編集できます。